書籍の熱狂は映画館へと波及した。監督を務めた山崎貴は、圧倒的なVFX技術と情緒豊かな演出を融合させ、空戦シーンの迫力と登場人物たちの心情描写を見事に両立させた。配給を担当した東宝のもとで公開されると、日本映画業界の興行収入記録を次々と塗り替える大ヒットを記録する。
主人公の宮部久蔵を演じた岡田准一の迫真の演技は、観客の涙を誘い、第38回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ数々の賞を総なめにした。映画化によって作品の魅力はさらに広い層へ浸透し、邦画史上に燦然と輝く名作としての地位を確立したのである。