居酒屋での注文時、東日本と西日本で主流の呼び名が異なる点も興味深い特徴です。関東ではサワー、関西ではチューハイと呼ばれる傾向が強く残っています。
関東でサワーの呼称が根付いた大きな要因は、昭和55年(1980年)に博水社から発売された割り材「ハイサワー」の大ヒットにあります。東京近郊の居酒屋が「レモンサワー」「グレープフルーツサワー」としてメニュー掲載を進めた結果、関東圏ではサワーという呼び名が日常会話に定着しました。
対照的に、関西圏ではサントリーなどの大手メーカーが樽詰めプレミックス製品を「タコハイ」や「酎ハイ倶楽部」といった名称で精力的に売り込んだ歴史があります。そのため、関西の酒場では「レモンチューハイ」「ライムチューハイ」と呼ぶスタイルが今なお強固な主流派を占めています。