ペラペラと揶揄された昔のボディと、今の軽自動車を分かつ最大の要因は「素材」と「骨格」にある。
最新の軽自動車には、1180MPa(メガパスカル)級を超える超高張力鋼板(ウルトラハイテン)がAピラーやBピラー、サイドシルといった骨格部分に惜しみなく投入されている。これにより、薄く軽量でありながら、従来の鉄板の数倍におよぶ引張強度を実現した。
さらに、各メーカーが導入する新世代プラットフォーム(骨格技術)は、衝撃の入力を単一のフレームではなく車体全体に分散させる構造をとる。衝突エネルギーが足回りやルーフ、床下へと瞬時に逃げるため、乗員スペースの変形を最小限に食い止めることができるのだ。