グループを離れたことで、彼の表現者としての可能性は一気に解き放たれた。エンターテインメント業界における従来の日本人俳優の使われ方は、ステレオタイプなアジア人役や単発のエキストラ的な出演にとどまることが多かった。しかし、山下はこの壁を自らの実力と語学力で打ち破っていく。
海外ドラマの現場では、過去の日本での知名度やキャリアは一切通用しない。厳しいオーディションを勝ち抜き、現地スタッフとの緊密なコミュニケーションを通じて役を勝ち取る日常。この泥臭いプロセスを経て手に入れたタフネスこそが、現在の彼を支える最大の武器となっている。