司を重傷に追い込んだ後、氷河は石神千空に対しても牙をむいた。しかし、科学の応用力と機転を利かせた千空と、瀕死の状態から立ち上がった司の共闘により、氷河は敗北し囚われの身となる。だが、彼の物語はここで終わらない。
科学王国が地球の裏側や宇宙を目指す大航海時代・クラフト時代へと突入すると、氷河はその圧倒的な戦闘力を買われ、限定的に前線へ投入されるようになる。彼は改心したわけではない。あくまで「科学王国の生存が自身の利益につながる」という極めて合理的な判断のもとで戦うのだ。自らの信念を変えず、ただ合理的であるからこそ千空の力となる。その歪でありながら筋の通った生き様こそ、彼が屈指の人気を獲得した理由だと言える。