子門真人の魅力は『たいやきくん』だけにとどまらない。むしろ特撮・アニメファンにとって、彼は「昭和ソウルシンガーの筆頭」である。『仮面ライダー』の主題歌『レッツゴー!! ライダーキック』をはじめ、『科学忍者隊ガッチャマン』『勇者ライディーン』『スタージンガー』など、1970年代のヒット作の陰には常に彼の爆発的なボーカルが存在した。
ソウルミュージックやR&Bの影響を感じさせる独特のビブラート、腹の底から響く圧巻の声量、そして歌詞に命を吹き込む情熱的なシャウト。当時の子ども番組向け楽曲のクオリティを劇的に引き上げた立役者であり、水木一郎氏や佐々木功氏らと共にアニソン界の基盤を築き上げた巨星であった。