2026年現在の保育現場でも定番として支持されているのが、子どもたちの知的好奇心を刺激する技法遊びです。予測できない色の変化や模様の出現は、年少児の「もっとやってみたい」を引き出します。
・にじみ絵(雨のしずく・あじさい・かさ)
水性ペンでコーヒーフィルターや障子紙に模様を描き、霧吹きで水を吹きかけたり、水を含ませた筆でチョンと触れたりします。インクがじわじわと広がり、色が混ざり合う様子を観察する子どもの目は真剣そのものです。乾いた後に傘やあじさいの形に切り取ることで、美しいグラデーション作品になります。
・はじき絵(雨降りの空・カタツムリの殻)
白や明るい色のクレヨンで画用紙に雨粒や模様を力強く描いた上から、水で少し薄めた青や紫の水彩絵の具を刷毛で塗ります。クレヨンの油分が絵の具をパッとはじく瞬間、子どもたちから歓声が上がります。筆を大きく動かすダイナミックな身体表現としても有効です。
・デカルコマニー(合わせ絵・カエルや傘の模様)
二つ折りにした画用紙の片側に、チューブから出した絵の具を指やスプーンでポテッと置きます。画用紙を閉じて手アイロンで優しくこすり、ゆっくり開くと左右対称の不思議な模様が現れます。偶然性を楽しむ技法のため、失敗がなく、自己肯定感を育むきっかけにも最適です。