これまで嵐が選んできた言葉は、常に「解散」ではなく「休止」だった。それはファンの心を壊さないための優しさであり、同時に自分たちの可能性を急いで閉ざさないための防波堤でもあった。しかし、休止期間が長引くにつれ、宙づりの状態が逆にファンを縛り付けているのではないかという葛藤がメンバー内に生じたとしても不思議ではない。
「終わらない物語」を見せ続けることだけが誠意ではない。すべてをやり切り、感謝を伝え、互いの未来を祝福し合う場を公式に設けること。それこそが、20年以上トップを走り続けた表現者としての最も誠実な責任の果たし方ではないか。ファンコミュニティの間でも、寂しさを抱えつつも「納得のいく形で5人の姿を見届けたい」という受容の空気が確実に広がっている。