守りのリストラだけでなく、攻めの戦略も現場には息づいている。その筆頭が、プライベートブランド「セブンプレミアム」の圧倒的な展開力だ。物価高に悩む家計にとって、高品質と納得の価格を両立させたPB商品は強力な来店動機になっている。食品売り場を観察すると、NB(ナショナルブランド)以上にPBの特設コーナーへ手を伸ばす買い物客の姿が目立つ。
さらに見逃せないのが、イトーヨーカドーネットスーパーを基軸としたデジタル対応だ。共働き世帯や外出が困難な高齢者層に向け、店舗を配送ハブとして活用する仕組みが定着。リアル店舗の広大なバックヤードと鮮度管理能力を生かし、デジタルとフィジカルを融合させた地域密着のライフラインとして機能し始めている。