体重が減ることで、ドラムの音圧が下がるのではないかという懸念もあった。太っている方がパワーがある、というのは打楽器奏者によく見られる言説だからだ。しかし、実際のライブを聴いたファンの評価は全く異なるものだった。
無駄な脂肪が落ちたことで、フットワークのスピードと手数のキレが劇的に向上しているのだ。特にツーバスの連打や、変拍子での俊敏なタム回しは、全盛期を彷彿とさせる、いや、それ以上の正確無比さを見せつけている。体重の減少を、鍛え上げたインナーマッスルと研ぎ澄まされたフォームで補うことで、よりソリッドで現代的なドラムサウンドへと進化を遂げたと言える。