2026年に公開された映画 ヲタクに恋は難しいは、メガホンをとった福田雄一監督の独創的な演出と、ミュージカル要素を融合させた挑戦作として大きな話題を呼んだ。ここで改めて注目したいのが、主演を務めた高畑充希と山﨑賢人の圧倒的な役作りだ。
第一線で活躍する二人が、重度のヲタクという極めて個性的かつ繊細なキャラクターを演じるにあたっては、並々ならぬ試行錯誤があったという。高畑充希はコミケ会場での立ち振る舞いやヲタク用語の独特なイントネーションを完璧に身体に染み込ませ、山﨑賢人は無表情の中に覗く微細な感情の揺れを鮮明に表現してみせた。現場撮影時のインタビューでは、ダンスシーンのハードさや、アドリブ全開のコメディパートでNGを出さないよう必死に耐えたという裏話が明かされており、二人のプロ意識の高さが作品のクオリティを底上げしたことは疑いようもない。