「ほくろを取った場所が、クレーターのように凹んだまま戻らない」――2026年の現在も、クリニックに寄せられる最も深刻な相談のひとつだ。美容皮膚科での施術は「切らずに治る」というフレーズで宣伝されがちだが、いかなる手法であれ、皮膚の真皮層に達する病変を取り除く以上、組織の損傷は避けられない。
最新の取材で明らかになったのは、施術直後の赤みが数ヶ月経過しても引かず、かえって元のほくろより目立つ赤紫色の盛り上がりへと変化してしまう事例だ。また、施術部位の周囲まで白く色が抜けてしまう脱色現象や、再発を恐れて深く削りすぎた結果の肥大化した傷痕など、患者が思い描いていた「透明感のある素肌」とは程遠い現実が立ち塞がっている。