上出遼平の名を一躍全国に知らしめたのは、自ら企画・演出を手掛けたテレビ東京の異色ドキュメンタリー番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』です。リベリアの元少年兵、アメリカのギャング、ケニアのゴミ山で暮らす人々など、世界中の危険地帯にカメラ1台で単身潜入し、「ヤバい世界のヤバい奴らのヤバい飯」を映し出す手法は、ギャラクシー賞をはじめとする数々の賞を受賞。テレビの枠組みを超えた表現として国内外から絶賛を浴びました。
しかし、上出遼平は2026年末に突如としてテレビ東京からの退社を表明します。退社の理由は、組織の枠に縛られず、より自由でグローバルな表現活動に身を投じるためでした。地上波放送の自主規制や予算規模の制約を超え、小説の執筆、音声コンテンツの制作、海外向け映像プロジェクトなどを自らの裁量で動かす決断を下したのです。
そして2026年春、上出遼平の活動拠点をアメリカ・ニューヨークへ移すことが決定します。このとき大橋未歩は、長年MCを務めていたTOKYO MXの人気帯番組『5時に夢中!』を2026年3月で降板。レギュラー番組を抱える売れっ子フリーアナウンサーでありながら、日本での安定したキャリアを一時リセットし、夫とともに渡米するという大きな決断を下しました。
当時、一部では「夫の都合に合わせた自己犠牲」と見る向きもありました。しかし、大橋未歩本人はインタビューや連載コラムにおいて「夫に付いていくのではなく、自分自身も新しい環境で学び、視野を広げたかった」と明言しています。大橋未歩自身も語学の習得や海外での見聞を広める意欲を抱いており、夫婦双方が「人生の次章へ進むための挑戦」として合意した渡米でした。