都市のグランドデザインを描くにあたり、行政の果たす役割も無視できない。大阪市役所による容積率緩和策や緑化推進ガイドラインは、官民連携による都市再生の強力な推進力となってきた。行政手続きの円滑化と厳格な審査のバランスが、プロジェクト全体のスピード感と信頼性を支えている。
こうした行政施策と足並みをそろえる形で進む堂島地区再開発プロジェクトは、大阪全体の都市競争力を底上げする中核事業として位置づけられる。周辺の歩行者ネットワークの再編やオープン空間の創出により、賑わいと憩いが共存する新たな都市型ライフスタイルの提示が目指されている。