没後10年以上の節目を越え、彼女の活動や立ち位置には明確な変化が見られる。かつてメディアへの露出を極力避け、沈黙を貫いていた小田氏だが、近年は高倉氏の著作権や肖像権を管理する事務所の代表として、公の場に姿を見せる機会が増えてきた。
注目すべき最新の動向として、高倉プロモーションによるアーカイブ管理の徹底が挙げられる。未公開写真の展示や回顧録の出版、生前のエピソードを明かすトークイベントなど、彼女自身が語り部として機能し始めているのだ。かつて「謎の女性」として世間を警戒させていた時期を脱し、今や高倉健という不世出の表現者のレガシーを守る正統な継承者としての実務を着実に遂行している。