便潜血で毎年引っかかる原因は?「どうせ痔」の危険と精密検査の真実

便潜血で毎年引っかかる原因は?「どうせ痔」の危険と精密検査の真実

便潜血で毎年引っかかる原因は?「どうせ痔」の危険と精密検査の真実の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

Q1:2日法のうち、1回だけが陽性で、もう1回は陰性でした。それでも大腸カメラは必要ですか?
A1:絶対に必要です。大腸がん検診のルールにおいて「1回でも陽性が出れば要精密検査」と定められています。早期がんや大腸ポリープからの出血は常に一定ではなく、便が擦れた部分にだけ血がつくため、2回中1回しか反応しないケースは日常的に見られます。大腸がんの存在リスクは「2回とも陽性だった人」と「1回だけ陽性だった人」で統計学的に有意な差がないことがわかっています。

Q2:毎年陽性になるので、来年の検診でもう一度便潜血を受けて陰性なら放っておいてもいいですか?
A2:極めて危険な対応です。「次回の検診で白黒つけよう」と先送りし、仮に翌年が陰性だったとしても、それは病変が消えたのではなく「その日たまたま出血しなかった(見逃された)」に過ぎません。すでに陽性反応が出ている以上、スクリーニング(便潜血)を繰り返す意味はなく、確定診断ができる大腸内視鏡検査へ進むのが唯一の正しい選択です。

Q3:痔の治療(手術や外用薬)をすれば、便潜血検査で引っかからなくなりますか?
A3:もし出血源が純粋に痔核だけであったなら、痔の治癒によって陽性が出なくなる可能性はあります。しかし、痔の治療をする前に「出血が大腸の奥からではない」と証明することは不可能です。消化器外科や肛門科でも、痔の手術を検討する前にまず大腸内視鏡検査を行い、腸内にがんやポリープがないことを確認するのが標準的な医療手順です。

Q4:大腸内視鏡検査の代わりに、CT検査や胃カメラで代用することはできませんか?
A4:代用はできません。便潜血検査で検出されるのは主に大腸(下部消化管)の血液であり、胃の血液は胃酸や消化酵素で分解されるため通常は反応しません。また、大腸CT(大腸仮想内視鏡)という検査法もありますが、微細な平坦型ポリープの見逃しリスクがある上、病変が見つかった場合には結局改めて内視鏡を入れて切除しなければなりません。最初から観察と治療が同時に行える大腸内視鏡検査を選択するのがもっとも合理的です。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。