順調な公務復帰が進む一方で、宮内庁医師団は毎年の誕生日に際して発表する文書の中で、依然として慎重な見解を崩していません。医師団が強調し続けているキーワードが「体調の波」です。
適応障害からの快復プロセスは、直線的に右肩上がりで良くなるものではありません。大きな行事や過密なスケジュールが続いた後には強い疲労が残ることがあり、無理を重ねれば病状が後退するリスクを孕んでいます。そのため、当日の体調を見極めながら出席を取りやめたり、移動の負担を軽減したりといった細やかな調整が現在も行われています。
「順調に見える時期だからこそ、過度な期待をかけず、活動と休養のバランスを取りながら長い目で見守ることが不可欠である」という医師団のメッセージは、2026年の今も変わらない基本方針です。