今後の完全新作について、岸本先生自身はどのようなビジョンを抱いているのでしょうか。過去の公式インタビューや記念イベント、関係者向けコメントからその片鱗を拾い集めると、いくつかの具体的な構想が浮かび上がってきます。
連載完結時のインタビューにおいて、岸本先生は「15年間、毎週の締め切りに追われて新婚旅行にすら行けなかった。まずは家族との時間を取り戻したい」と過酷な連載生活の激務を吐露していました。その一方で、創作への情熱そのものが消えたわけではなく、次のような発言を残しています。
「漫画を描くこと自体はずっと好きなので、次回作のネタやキャラクターのメモは今でもノートに書き溜めています。次はSFなのか、あるいは全く別のファンタジーなのか、じっくりと時間をかけて読者を驚かせるものを届けたい」
現在進行中の『BORUTO』の監修業務を通じて物語構築の勘を研ぎ澄ましつつ、完全オリジナルの次回作に向けたアイデアのストックは着実に蓄積されています。週刊連載という形態にこだわらず、月刊誌やWebプラットフォーム、あるいは短期集中連載といった柔軟な発表形式を含め、ベストなタイミングでの発表が期待されています。