日銀総裁の年収は幾らか?植田総裁の手取り額と世界格差の真相について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
日銀総裁の報酬水準が高いのか低いのかを判断するには、国の最高指導者や世界の中央銀行首脳との比較が不可欠です。報道機関各社の取材データや各国中央銀行の公式アニュアルレポートをもとに、詳細な比較表を作成しました。
役職・ポジション推定年収(額面)手取り・支給形態の特徴編集部の分析・評価日銀総裁(植田和男)約3,530万円手取り約1,950万円/期末手当が約3割を占める公的規程で固定化。金融市場の規模に対して極めて抑制的。内閣総理大臣(日本)約4,000万円(※実質約2,800万円)給与法上は約4,000万円だが、慣例的な自主返納により約30%減額日銀総裁と首相の年収比較では、額面規定は首相が上だが実受取額は総裁が上回る逆転現象が生じる。米FRB議長(パウエル)約22.6万ドル(約3,400万〜3,600万円)米連邦公務員給与等級(Executive Schedule I)で法定上限ありFRB議長との年収比較ではほぼ同水準。世界最大の市場を動かす重責から「不当に安い」と米国内で常に議論。欧州中銀(ECB)総裁約50万〜52万ユーロ(約8,200万〜8,500万円)欧州連合の特別枠組みによる非課税手当や公用車・住宅支給あり中央銀行総裁の年収ランキングで上位常連。日銀総裁の2倍以上の給与水準を誇る。スイス国立銀行(SNB)総裁約100万スイスフラン(約1億7,000万円)民間金融機関の水準を意識した給料体系世界トップクラス。独立性と高い専門性を維持するためのインセンティブ設計が徹底されている。国内メガバンク頭取・CEO約1億5,000万〜2億5,000万円業績連動報酬および自社株報酬(ストックオプション等)が過半数日本銀行役員の経歴と待遇と比べると民間トップは5倍以上の報酬。公私の格差は歴然。
表を検証すると、「中央銀行総裁の年収ランキング」において植田総裁の報酬は世界の中位グループに位置していることがわかります。スイスや欧州(ECB)、さらには年収1億円を超える英イングランド銀行(BOE)総裁と比べると見劣りしますが、公務員法の上限で厳しく縛られている米FRB議長とは為替レート換算でほぼ肩を並べています。