直近で行われたスリランカ対パキスタンの国際マッチにおいて、勝敗を分けた最大のポイントは「中盤(ミドルオーバー)のランレート抑制と終盤のボウリング戦術」にありました。国際クリケット評議会(ICC)の公式スタッツ分析によると、パワープレイ(序盤のフィールド制限イニング)で互角の立ち上がりを見せた両チームでしたが、試合が動いたのは第11〜15オーバーの攻防でした。
パキスタンは誇る屈指のファストボウラー陣が序盤から140km/h後半のノックアウトボールを連発しトップオーダーを脅かしたものの、スリランカは巧みなローテーションとギャップを抜くグラウンドストロークで対応。中盤以降、スリランカのスピナー陣がピッチのドライなサーフェスを最大限に活かして急激なターンとバウンスを生み出し、パキスタン打線の攻撃リズムを完全に寸断しました。
現地メディアの試合後インタビューで両チームのキャプテンが語った通り、「わずか数球の判断ミスとドットボール(無得点球)の蓄積が心理的プレッシャーを生んだ」局面が決定打となりました。特に終盤のプレッシャー下におけるキャッチングの精度とフィールド配置の妙が、僅差の攻防を決定づける結果となっています。