「let it snow」のイースターエッグが初登場したのは2011年12月のことでした。ホリデーシーズンに合わせたサプライズとして突如実装され、瞬く間に世界中でバイラルヒットを記録しました。その演出内容は、当時のWeb技術としては極めて革新的なものでした。
検索ボタンを押すと、画面の上部からサラサラと雪の結晶が降り始めます。そのまま数秒間眺めていると、画面全体がまるで冷たい窓ガラスのように白く凍りつき、検索結果の文字が読めなくなるほど霜で覆われていきます。
この演出の真骨頂は、ユーザーが画面に直接触れて干渉できるインタラクティブ性にありました。マウスの左クリックを押しながらカーソルを動かすと、曇った窓ガラスを指でなぞるように霜を削り取り、落書きをしたり文字を書いたりすることができました。
さらに画面が完全に凍りつくと、検索バーの横に青い「Defrost(解凍)」ボタンが出現します。このボタンをクリックすると、ガラスヒーターが作動したかのように霜が一気に溶け去り、クリアな検索画面へと戻る仕組みでした。単なる視覚効果にとどまらない精巧な作り込みが、多くの人々を惹きつけた要因です。