「大阪の街角では、わずかな空の変化がそのままライフラインの乱れに直結します」――読売テレビの気象キャスターとして知られる蓬莱大介氏は、情報番組などを通じて都市型気象リスクの恐怖をたびたび指摘してきた。アスファルトと超高層ビル群に囲まれた大阪都心部は熱気がこもりやすく、上昇気流が発生しやすい。そのため、近郊で発生した小さな雨雲が市内上空で一気に急成長する落とし穴が存在する。
テレビやラジオの防災・気象ニュースでアナウンサーが呼びかける警戒情報は、決して大げさなものではない。地下街が発達した梅田や難波周辺では、地上での突発的な大雨が排水能力を超え、浸水リスクや移動の遮断を引き起こす恐れがあるからだ。空の異変を感じた際には、目の前の青空に惑わされることなく、速やかに安全な屋内へ退避する判断力が求められる。