歴史を遡れば、仏滅は元々「物滅」と書かれ、「これまでの物事が一度滅び、新たなスタートを切る日」という解釈も存在する。この本来のニュアンスに目をつけたのが、現代のメンタルヘルスや自己啓発のトレンドだ。
SNS上では今、「#仏滅デトックス」というハッシュタグが静かなブームを見せている。断捨離をする、スマホの通知を切る、溜まったタスクを一度リセットする——。不吉な日という陰湿なイメージを脱ぎ捨て、心身を再起動するための「定期メンテナンス日」として仏滅を捉え直す動きが広がっている。
「何も上手くいかない日」と捉えるか、「何を捨ててもいい日」と捉えるか。コップの水を半分と見るか、半分しかないと見るかのような思考の転換が、若いビジネスパーソンの間で共感を呼んでいる。