多くのビジネスパーソンが陥りがちな盲点が、「『併せて』を使えば複数の用件を1通のメールにいくらでも詰め込んでよい」という誤解です。
近年のビジネス環境では、チャットツールやスマートフォンのメールアプリでの閲覧が主流となっており、受信者の「スクロール負担」と「認知負荷」は年々増大しています。1通のメールの中で「併せて」を使って3つも4つも異なるアクション(確認・検討・返信・署名など)を求めると、相手がタスクを見落としたり、返信の優先順位を下げられたりする直接的な原因になります。
「併せて」で繋ぐ用件は原則として「主たる用件に直接付随する1件まで」に留めるのが、現代のビジネス実務における鉄則です。全く異なる議題や、それぞれに長文の議論を要する用件については、メールの件名を分けて2通に分割して送信するほうが、結果として双方の作業効率と正確性を高めることにつながります。