開発の裏側には、泥臭いまでの試行錯誤がある。カメラケース一つをとっても、バッテリー交換のしやすさ、グリップを握った際の指の引っかかり具合、三脚穴の精密な位置合わせなど、コンマミリ単位の修正が繰り返される。デザイン性だけで機能性を犠牲にすることは決して許されない。
企画担当者は語る。「カメラは道具であり、パートナーだ。だからこそ、装着した瞬間にボディと一体化しなければ意味がない」。最新モデルのカメラが登場するたび、設計図面を起こし、サンプルを削り出す。その執念とも言える情熱が、プロのフォトグラファーから趣味の愛好家までを唸らせる完成度を生み出している。