長野県の伊那谷地方を中心に食されてきた「蜂の子」(主にクロスズメバチの幼虫やサナギ)は、甘辛く煮詰めた佃煮として食卓に上るのが一般的でした。しかし最近では、そのナッツのような濃厚なコクと高い栄養価に注目し、洋食やスイーツにアレンジする試みが活発化しています。
地元ワイナリーが提供するシードルとのペアリングや、フレンチのソースの隠し味として使われるなど、その用途は従来の「ゲテモノ」のイメージを完全に覆しています。アミノ酸やミネラルが豊富に含まれる健康食材としての側面も、健康志向の強い現代人の心を掴む要因となっています。