この混乱はすぐさまネット空間へと飛び火した。X(旧Twitter)を中心としたSNS上では、現地の混雑ぶりを撮影した動画や過激な見出しが瞬く間に拡散され、いわゆる炎上状態へと発展。「主催者が安全対策を怠ったのではないか」「入場制限の基準が杜撰だった」といった憶測交じりの批判が相次いだ。
だが、拡散された言説の中には事実無根のものも混ざり合っている。噂の真相を現地取材と関係者へのヒアリングで照合すると、避難導線の封鎖や警備員の職務放棄といった極端な言説は誤解や誇張に基づくデマであることが分かった。実際のところ、運営側は事前に自治体や警察と協議を重ねていたものの、急激な天候急変と突発的な交通支障が重なり、非常時マニュアルの想定を上回ってしまったというのが実態に近い。センセーショナルな情報だけに惑わされず、冷静に事実を切り分ける視点が求められる。