輸入豆への依存から脱却し、国内の森を再生しながらコーヒーを栽培する「国産アグロフォレストリー」の取り組みもいよいよ結実しつつある。気候変動による気温上昇に伴い、沖縄本島北部(やんばる)や奄美大島、小笠原諸島などで、台風に強い自生種のアダンや常緑樹の木陰を利用した栽培実験が本格化している。
これまで台風被害や病害虫に悩まされることが多かった国産コーヒーだが、ネイティブな森林生態系を活用することで無農薬かつ安定した収穫が可能になりつつある。地域固有の森を守りながら、日本産のプレミアムな豆を収穫するこのモデルは、過疎化に悩む中山間地域の新たな地域創生モデルとしても熱い視線を浴びている。