連載初期における物間寧人の読者評価は、決して好意的なものばかりではありませんでした。過剰なA組煽りや歪んだ表情から、「ただの不快なキャラ」「見ていてイライラする」といった否定的な意見がSNSや掲示板でも散見されていました。
しかし、物語が進行するにつれて読者の心理は180度転換していくことになります。SNS上のファンコミュニティや感想レビューを分析すると、評価の変遷には明確な3つのステップが存在していました。
第1段階は「合同訓練編」での知略と心操人使への的確なアドバイス。第2段階は「壊理の個性コピーによる訓練支援」で見せた真摯な責任感。そして第3段階が「最終決戦」での命を削る大奮闘です。この過程を通じて、当初の「嫌味」がすべて「自らの無力さと戦い続けた男の防衛本能と矜持」であったことが明かされ、初期のヘイトはそのまま強烈なカタルシスとリスペクトへと反転しました。
読者の生の声としても、「最初は本当に嫌いだったのに、最終決戦では誰よりも応援していた」「ヒロアカの中で最も人間らしくてかっこいい男」といった熱い書き込みが溢れ、キャラクター人気投票でも上位へ躍進する結果となりました。