佐々木健之氏がカナダへと拠点を移した背景には、単なる海外志向にとどまらない明確なビジョンが存在していた。高校卒業後にアメリカへ留学し、映画制作や映像ディレクション技術を本格的に学んだ彼が次に目指したのが、北米屈指の映像産業都市であるバンクーバーだった。
バンクーバーは「北のハリウッド」とも称され、数多くの映画やドラマ、ドキュメンタリー作品が日々制作されている。映像制作業界でのスキル向上と実績作りを目指す健之氏にとって、この地への移住は自らのクリエイター生命を賭けた必然の選択だった。有名人の二世という看板に頼ることなく、現場の一スタッフとして現地プロダクションで泥臭くキャリアを積む道を選んだのだ。