フライングタイガーの弁当箱を購入する際、最もトラブルになりやすいのが「電子レンジ対応」「食洗機対応」「汁漏れ対策」の3点です。これらは製品の底面やパッケージに記載されたピクトグラム(品質表示マーク)に依存しており、一括りに「すべて対応」と判断するのは危険です。
まず電子レンジ対応について、本体容器自体は耐熱温度100℃〜120℃前後のポリプロピレン製が多く、「フタを外した状態での短時間加熱(温め直し程度)」であれば対応しているモデルが主流です。しかし、透明度の高いフタや仕切りトレイ、ドレッシングカップ、キャラクタープリント部分は耐熱温度が70℃〜80℃程度に設定されていることが多く、そのまま加熱すると熱変形や絵柄の剥がれを引き起こします。
次に食洗機の使用ですが、ヨーロッパ基準では「上段ラック(低温洗浄)限定」で食洗機可とされている場合でも、日本の高温・強力温風乾燥付き食洗機にかけると、フタが反り返って噛み合わせが合わなくなる事例が確認されています。長く綺麗な状態を保つためには、「本体は食洗機対応でも、フタや細かなパーツは手洗い推奨」という運用が実用的です。
そして最も相談の多い汁漏れ対策ですが、フライングタイガー製品の多くは「完全密閉」を謳っていません。オフィスや学校へ安全に持ち運ぶためには、以下の3原則を徹底することが現場目線での鉄則となります。
第一に、煮物や炒め物はシリコンカップの底に「かつお節」やすりごまを敷いて余分な水分を吸わせること。第二に、サラダコンテナ以外の平型容器を使用する場合は、フタを閉める前に容器上部にラップを1枚噛ませて密閉度を補助すること。第三に、マチ幅の合った保冷バッグを選び、通勤・通学バッグの中で弁当箱が縦置きや斜めにならないようホールドすることです。