夢日記の長期継続によって引き起こされる代表的な症状が、「夢現実混乱(Dream-Reality Confusion: DFC)」と呼ばれる状態だ。自分の体験した出来事が、過去に現実で起きたことなのか、それとも夢の中で見た光景なのか判別がつかなくなる現象である。
友人との会話、仕事上の指示、あるいは過去のトラブルの記憶。それらが夢の記録と混ざり合い、人間関係の破綻や強い不安感をもたらす。悪化すると、自分が自分である感覚を失う「ゲシュタルト崩壊」のような解離症状や、現実世界全体が映画のスクリーンのように現実味を失う「現実感喪失症」へと発展するリスクを孕んでいる。