現在の陰陽座を形作る4人のメンバーは、それぞれが代わりのきかない卓越した個性を備えている。
リーダーの瞬火は、楽曲の作詞・作曲の大部分を手掛け、バンドのトータルプロデュースを担う知性に溢れた司令塔だ。彼の骨太なベースラインと伸びやかな男性ボーカルは、楽曲に芯の通った強靭さをもたらしている。
バンドの象徴とも言える紅一点の黒猫は、類稀なる歌唱力と圧倒的な表現力を誇るメインボーカルだ。クリアなハイトーンから情緒豊かな低音、さらには劇的なシャウトまで自在に操り、楽曲に宿るストーリーを鮮やかに描き出す。
ツインギターの一翼を担う招鬼は、瞬火の実弟でもある。リフの構築美と重厚なリズムギターでバンドのアンサンブルを底支えする存在だ。対して、精密機械のようなテクニカルなソロプレイで聴き手を魅了するのが狩姦だ。正統派ヘヴィメタルの系譜を継ぐこの二人のギタリストによる緻密なツインリードは、陰陽座のサウンドを象徴する大きな武器と言える。