現代のポップカルチャーを象徴する作品群も、トモコレ職人の手にかかれば驚くほど忠実に再現される。『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎を作る際の最大の難所は、額の痣と耳飾り、そして強い意志を秘めた瞳のバランスだ。痣はチークやフェイスペイントのレイヤーを巧みに重ねて描き出し、髪型は少し癖のあるショートヘアをベースに横幅を広げることで、あの力強いシルエットを掴み取る。
一方で『呪術廻戦』の最強呪術師・五条悟を仕立てるなら、特徴的なアイマスクやサングラスの配置、あるいは露わになった際の圧倒的な碧眼の表現が勝負の分かれ目になる。白髪のボリューム感と涼しげな口元をセットし、細身の黒い衣装を合わせるだけで、島内の住民たちを圧倒するカリスマ性が画面いっぱいに漂い始める。