巨大航空会社の誕生は、アジア全体のネットワーク構成を根幹から書き換える。大韓航空によるアシアナ航空の統合が進むことで、最大のインパクトを受けるのは日韓路線を利用するビジネス客や観光客だ。これまで両社が同じ時間帯に競って就航していた同便の整理が行われ、ダイヤの効率化と機材の大型化が進められている。
最も大きな焦点の一つが、加盟するアライアンス(航空連合)の移動だ。アシアナ航空が所属してきた「スターアライアンス」から離脱し、大韓航空が中核を担うスカイチームへの一本化が急速に進む。スターアライアンスで実績を重ねてきた全日本空輸(ANA)マイラーにとっても、提携路線の組み替えや特典航空券の取りやすさに大きな変動が生じている。