一連の実験の中でも、視聴者の度肝を抜いたのが「水没」と「ビル解体爆破」の2大エピソードです。イギリスの海辺に止められたハイラックスは、満潮によって完全に海水中へ沈没。波に揉まれ、係留ロープがちぎれるほどの荒波に5時間以上水没しました。
引き潮の後に回収された車体は、窓ガラスが割れ、内部まで海水と泥で満たされた絶望的な状態でした。しかし、メカニックがシリンダー内の海水を抜き、泥を払い落としただけで、エンジンは見事に息を吹き返しました。
トドメとして選ばれたのは、地上約73メートル・23階建ての公営住宅の屋上にハイラックスを設置し、ビルごと爆破解体する暴挙でした。数千トンの瓦礫とともに崩落し、粉塵と鉄骨の山に埋もれた車体は、フレームがくの字に曲がり、誰もが完全な全損を確信しました。
重機で掘り出された残骸に対し、メカニックがわずかな手作業を施した瞬間、奇跡的にエンジンが再始動。自走してスタジオに凱旋した瞬間、司会陣と観覧客からスタンディングオベーションが巻き起こりました。