曲名である『タガタメ』は、古語の「誰が為(たがため)」に由来しています。「誰のために戦うのか」「誰のために生きるのか」「誰のために祈るのか」という、人間の根源的な行動動機を問い直すフレーズです。
歴史小説の古典『誰がために鐘は鳴る』(アーネスト・ヘミングウェイ)を想起させるこのタイトルには、他者の苦境を対岸の火事として切り捨てるのではなく、「他人の痛みは巡り巡って自分自身の痛みである」という連帯の哲学が通底しています。ミスチルはこの言葉をカタカナで表記することで、古風な重々しさを払拭しつつ、現代に生きる私たち一人ひとりの胸へストレートに突き刺さる記号へと昇華させました。