カフェはオフィスではなく、あくまで飲食店である。この大原則を忘れた利用者は、店側だけでなく他の客からも敬遠される。現場スタッフへのヒアリングから見えてきた、歓迎される客と嫌われる客の決定的な境界線は「滞在時間に対する対価」と「混雑状況への配慮」にある。
混雑時にコーヒー1杯で3時間以上居座る行為は、店舗の回転率を直撃する。目安として、2時間を超える滞在になる場合は追加のドリンクやフードを注文するのがスマートなマナーだ。客単価を適切に落とす客に対して、店側が冷ややかな視線を送ることはまずない。
また、キーボードの激しいタイピング音や、イヤホンからの音漏れ、無断でのオンライン会議は即刻控えるべきだ。特にマイクを通した会話は店内の静寂を破り、周囲の集中を奪う。店内の混雑率が8割を超えたら自主的に席を譲るなど、引き際の美学を持つことが真のプロフェッショナリズムといえる。