新型コロナウイルスの世界的流行は、ドイツの日本人学校にも大きな変化をもたらした。2020年春、多くの学校が一時閉鎖を余儀なくされた。その中で急速に進んだのが、オンライン授業の導入だ。
当初は試行錯誤の連続だった。時差はないものの、各家庭のインターネット環境の差や、低学年児童へのオンライン指導の難しさなど、課題は山積みだった。しかし、教員たちの努力と保護者の協力により、次第にシステムが確立されていった。
現在では、一時帰国中の児童生徒や体調不良で欠席する子どもに対し、オンラインでの授業参加を認める学校もある。ICT教育の推進という面でも、コロナ禍は予期せぬ推進力となった。タブレット端末の配布や電子黒板の導入など、設備面での投資も進んでいる。