岡山県倉敷市下津井の小高い山の上に位置するブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドは、1971年の開園以来、半世紀以上にわたって瀬戸内海を見守り続けてきた老舗レジャー施設です。かつては瀬戸内海の観光ブームに乗った典型的な遊園地でしたが、1990年代に突如として「ブラジル」を全面に押し出すリニューアルを断行。この大胆すぎる方向転換が、今や全国のテーマパーク愛好家や若者たちの心を掴んで離さないカルト的な人気へと結実しています。
近年ではYouTubeやTikTokなどのショート動画プラットフォームにおいて、錆びついたレールの上を自力で漕ぎ進むライド映像が世界中に拡散され、国内外のインバウンド旅行者からも「最もクレイジーでエキサイティングな日本の名所」として指名買いされる現象が起きています。近代的なVRやプロジェクションマッピングを駆使したアミューズメント施設が増える中、むき出しの重力と風をダイレクトに感じるアナログな絶叫体験が、かえって新鮮な衝撃を与えているのです。