すべての始まりは、かつて放送されたバラエティ番組『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』だった。未知なる部族への体当たり取材を敢行する中で、現地人が「絶対に肌に塗ってはいけない」と警告したウィトという果汁を泥酔状態で全身に塗りたくった友寄ディレクター。その衝撃的な見た目と、どんな窮地でも破顔一笑する規格外のタフネスさから「ナスD」の愛称が誕生した。
当時のテレビ業界において、裏方であるディレクター自身が演者以上の強烈な存在感を放つスタイルは異例中の異例だった。危険を顧みない姿勢と圧倒的な知的好奇心、そしてどんな現地食材も喰らい尽くす豪快さは、瞬く間に視聴者を虜にした。あの伝説的な衝撃から年月が経ち、メディアを取り巻く環境が変化した今もなお、彼の冒険心と表現への熱情は一切衰えていない。