一見すると複雑怪奇に見えるこの結び方だが、構造を分解すれば驚くほどシンプルだ。まず、荷台のフックにロープを通し、手元で輪を作る。そこからロープを交差させ、滑車(プーリー)の原理を応用した「動く結び目」を作り出す。この「南京」と呼ばれる部分が、小さな力で何倍もの締め付け力を生み出す心臓部だ。慣れれば片手でも数秒で締め上げることができる。
ポイントは、ロープの摩擦抵抗をどこで逃がすかだ。初心者がよく陥る罠は、力を入れすぎてロープ自体を痛めてしまうこと。力をかける方向と、結び目の位置関係を正しく把握することが、マスターへの最短ルートとなる。