具体的にどのような資格があるのか。その代表格が、社会インフラの維持管理に直結する技術系の資格だ。例えば、「高圧ガス製造保安責任者」や「ボイラー整備士」などは、一般の認知度は極めて低い。しかし、化学プラントや大規模ビル、工場が稼働し続ける限り、彼らの存在は不可欠だ。
また、建物の老朽化が進む日本において、「コンクリート診断士」の需要はうなぎ登りである。ドローンやセンサー技術が進歩しても、最終的な劣化の判断と補修計画の策定は、経験を積んだ人間の目に委ねられている。これらの資格は、華やかなIT業界の裏側で、文字通り日本の土台を支える「最後の砦」として機能している。