ブームを語る上で絶対に外せない存在が、最大のライバルであった故・須田開代子だ。華麗で洗練された中山に対し、須田は情熱的でダイナミックなサウスポー。プレースタイルも個性も好対照だった二人のライバル関係は、日本中を熱狂させた。
テレビ番組『レディズ・チャレンジボウル』では、彼女たちが繰り広げる緊迫したストライク合戦が視聴率30%を超えるメガヒットを記録。二人はレーン上では激しく火花を散らす戦友でありながら、レーンを降りれば深い信頼と尊敬で結ばれた親友だった。中山は今でも須田の思い出を語る際、「開代子さんがいたからこそ、私はどこまでも走り続けることができた」と懐かしそうに目を細める。