今シーズンのグラウンドで際立っているのは、20代前半の若手スラッガーや新鋭投手たちの台頭だ。160キロを超えるストレートを連発する高卒数年目の右腕や、規格外の飛距離でスタンドを沸かせる若き大砲が、各チームの軸として堂々たるパフォーマンスを見せている。
だが、球界の主役を若手だけに渡す気はない。ベテラン勢も長年の経験に裏打ちされた配球技術や巧みなバットコントロールで対抗する。フルカウントの窮地で見せるベテラン投手の絶妙なチェンジアップや、相手の決め球を狙いすまして弾き返すベテラン打者の技術は、若手の勢いを押し返す迫力に満ちている。新旧の意地がぶつかり合う局面こそ、ファンが速報の画面を握りしめる瞬間だ。