2019年11月16日、土曜日の早朝。東京・目黒区の自宅マンションに捜査員が踏み込んだ瞬間、日本芸能界に最大級の激震が走った。合成麻薬MDMAを所持していたとして逮捕された事実は、瞬く間に国内のみならず海外メディアへも波及。圧倒的な演技力でファンを魅了し続けてきたトップ女優の身柄拘束は、関係者に計り知れないパニックをもたらした。
初公判の法廷で明かされたのは、10代の頃から違法薬物に手を染めていたという重い現実だった。スポットライトの裏側で抱え続けた激しい孤独とプレッシャー。公判で「女優への復帰は考えていない」と述べた彼女の言葉は、世間に深いショックを与えた。しかし、そこから始まったのは絶望への沈殿ではなく、血の滲むような医療機関での治療と、自己と向き合う長い静養の日々だった。