日本高等学校野球連盟の舵取りも、かつてない柔軟性を見せている。春の選抜高等学校野球大会で試験導入された施策は、検証を経て夏の全国高等学校野球選手権大会でさらに洗練された形で実装されるサイクルが確立した。
タイブレーク制度の定着、ベンチ入り人数の拡大、継続試合(サスペンデッドゲーム)の運用など、不測の事態や選手の健康リスクを最小限に抑える仕組みが次々と整えられている。かつては変化を嫌う保守的な組織と批判されることも多かった高野連だが、教育と競技性のバランスを取りながら、時代に即した変革を先導する姿勢が明確になっている。