北大路欣也の若い頃が国宝級イケメン!名作の軌跡と現在の真相

北大路欣也の若い頃が国宝級イケメン!名作の軌跡と現在の真相

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北大路欣也が名実ともに日本を代表するトップ俳優へと駆け上がった背景には、昭和の映画・テレビ史に燦然と輝く代表作の数々があります。父から受け継いだ時代劇の素養を開花させつつ、それを破壊して新たな自分を構築していった代表的な作品が、大河ドラマと実録ヤクザ映画でした。

弱冠25歳という若さで主演に抜擢されたのが、1968年のNHK大河ドラマ『竜馬がゆく』です。司馬遼太郎の歴史小説を原作とした本作で、幕末の風雲児・坂本竜馬をエネルギッシュに熱演。当時の大河ドラマ単独主演としては最年少記録であり、土佐弁の荒々しさと先進的な開明派としての知性を見事に融合させ、お茶の間の絶大な支持を獲得しました。この作品によって、彼は「市川右太衛門の息子」という殻を完全に破り、日本を代表する主演俳優として認知されるに至りました。

そして、彼のキャリアにおいて最も激しい衝撃を観客に与えたのが、深作欣二監督がメガホンをとった映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』(1973年)です。北大路欣也が演じたのは、組織の抗争に翻弄され、愛と仁義のために破滅へと突き進む悲劇の鉄砲玉・山中正治役でした。

それまでの端正な二枚目イメージを根底から覆す、狂気と純情を剥き出しにした演技は圧巻でした。血まみれになりながら獲物を追う鬼気迫る表情、自らの命を顧みず引き金を引く哀しいヒットマンの姿は、主演の菅原文太や共演の千葉真一を圧倒するほどの凄まじい熱量を放ちました。映画評論家や映画ファンは今なお、「『広島死闘篇』の北大路欣也こそ、日本映画史に残る最高峰の演技」と絶賛を惜しみません。翌年の『仁義なき戦い 完結篇』(1974年)では一転して、狡猾で知性派のヤクザ・松村保役を演じ分け、その卓越した演技の幅を業界に見せつけました。

1990年代に入ると、フジテレビ系列の時代劇『銭形平次』(1991年〜1998年)で主人公・銭形平次を好演。父譲りの流麗な殺陣と、町人たちを温かく見守る情の深さを体現し、大川橋蔵に続く「二代目平次」として全7シリーズ、通算88話を数える大ヒットを記録しました。伝統的な時代劇の継承者としての地位を盤石なものとしたのです。

木村 陽翔
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木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。