なぜ、これほどまでに食感が異なるのか。その答えは、株式会社花月堂の創始者である結城勝英氏が考案した独自の製法にある。元々大学で発酵学を専攻していた結城氏の専門知識が、パンづくりの現場に革新をもたらした。
通常のパン作りの発酵時間が約40〜50分程度であるのに対し、同店ではなんと約3時間にも及ぶ超長時間低温発酵を行っている。飲食・製パン業の常識を覆すこの手間暇によって、生地の中に限界ギリギリの水分と気泡が保持される。表面のクッキー生地は香ばしくカリッと、中はまるで羽毛のようにフワフワな口溶け。職人技と科学的アプローチの融合が生み出した至高の逸品だ。