長年カルチャーの発信地であり続けてきた新大久保商店街振興組合のエリアから、いまや韓国グルメの勢力図は大手町、丸の内、虎ノ門といった日本の中枢ビジネス街へと急速に広がっている。激しい競争を勝ち抜いてきた実力店がオフィスビルの商業ゾーンへ相次いで出店を果たし、日本の外食産業における昼の勢力図を塗り替えつつある。
働く人々のニーズに合わせ、ニンニクの匂いを抑えつつ深いコクを残した「オフィス対応型チゲ」や、野菜を500g以上摂取できるヘルシーなビビンバボウルなど、現代的なローカライズも目覚ましい。韓国料理は特別な日に訪れるディナーから、平日のパフォーマンスを支える頼もしいデイリーランチへと完全に昇華した。